PJCS2022本戦に参加してきたので記念に記事を書きます。
予選スイスドローを5-1の11位で抜け、決勝トーナメント1回戦で敗退のベスト32(世界大会day1権利獲得)の構築です。
目次
レンタルID:0000 0008 LP0B 6L
6/17追記
以前まで出していたレンタルのグラードンの性格が意地っ張りになっていたので修正しました。
【構築経緯】
全国に出るプレイヤーにプレイングで勝つことは厳しいと思ったのでトップメタは使わない方向で考えることにした。
ホウオウがメタが薄い割に強力なポケモンであると思ったのでこのポケモンを原点に考えることにした。
ホウオウが強いと考えた理由は特にこの4点から
- ザシアンに対して非常に有利
- 黒バドレックスの攻撃が痛くない
- 壁などのサポートを合わせればカイオーガなどの不利な相手も自慢の耐久力により余裕
- 特性を活かしたHP管理のしやすさ
実際に使ってみると本当に強かったのでホウオウに託すことにした。
ホウオウは強みである耐久面を活かしながら殴るのが良いと思ったのでオーロンゲの壁展開と合わせて使うことにした。この時点で、壁と相性が良い弱点保険をホウオウに持たせることに決めた。
壁+ホウオウの耐久力は圧倒的なのだが、ガオガエンやゴリランダーなどの猫だまし持ちとカイオーガやザシアンが一緒に出されると壁も貼れずあっさり負ける展開が多かった。そこで、もう一つのプランとしてドラパルトで波乗りを撃ちホウオウの弱点保険を発動させて初手から殴りきるものを用意することにした。この選出が相手の初手オーロンゲを重く見てきたときに刺さると感じ使用することに。参考元のyoutubeを見つけられなかったらこれは考えつかなかった。
ホウオウの相方にする禁止伝説枠にはジガルデ、ソルガレオ、ムゲンダイナ、ザシアン、ザマゼンタ、グラードンを試した。この中から、レジエレキに強いことや天候を晴れにすることでのホウオウのサポートが出来ることを評価しグラードンを採用。
上記4匹を固定して使っていたところカイオーガがやはり気になった。相手のカイオーガがダイマックスせずに技を撃ってくれるなら壁を貼ったり天候を変えたりすることによりホウオウで打ち勝てるので、ダイマックスをさせないためにトリトドンを採用した。
最後に、ここまでで相手のランドロスが重いことやトリックルームを切り返す手段が乏しいこと、黒バドザシアン構築に選出できるポケモンが欲しいと思ったことからポリゴン2を採用。
要点
- +でホウオウを通すことや裏と合わせてサイクルを行う
-
+で初手から攻め切る
-
+で弱点を消してカイオーガに奇襲をしかける
柔軟に色々な戦い方ができて使いやすい構築になったと思う。
【参考】
TOP CUT HO-OH: A Victory Road Team Report and Highlights - YouTube
【個体紹介】
ホウオウ@弱点保険
特性:再生力
性格:意地っ張り
実数値:197(124)-198(236)-112(12)-*-176(12)-126(124)
技構成:聖なる炎 /ブレイブバード /地震 /守る
☆A:ドラパルトの波乗り+A1上昇ダイジェットでHBガオガエン確1
D:臆病ルナアーラの+1メテオビーム+味方ドラパルトの波乗りを耐える
S:s+1時のs12振りガオガエンを抜いてる、+2で+1した100族抜き
この構築の主人公。
優秀な耐久力と火力、更には再生力での回復力まであってめちゃくちゃ強かった。
ドラパルトの波乗り+A1段階上昇ダイジェットでHBガオガエン確1にできるのが強すぎポイントで多くのガオガエンを仕事をさせる前に処理できるのが神、本番では一回もこれできなかったけど。
最初は特殊型で考えていたがダイマックスが終わった後弱すぎたので物理型に変更。
オーロンゲ@光の粘土
特性:いたずらごころ
性格:慎重
実数値:201(244)-140-94(68)-*-132(196)-80
技構成:ソウルクラッシュ /電磁波 /リフレクター /光の壁
壁貼り用ポケモン。
電磁波は遅いホウオウやグラードンをサポートするために必要だと感じた。
ドラパルト@きあいのタスキ
特性:クリアボディ
性格:陽気
実数値:163-172(252)-95-108-96(4)-213(252)
技構成:ゴーストダイブ /波乗り /鬼火 /サイドチェンジ
ホウオウの真の相方。
器用な動きで場をかき乱す性能はやはり強い。
波乗りはホウオウだけでなくトリトドンの火力を上げることも出来るのが非常に良い。
サイドチェンジは光の壁でも強いと思うが不利盤面でワンチャンを掴むために採用した。
グラードン@突撃チョッキ
特性:日照り
性格:勇敢
実数値:205(236)-222(252)-161(4)-*-112(12)-99
技構成:断崖の剣 /ヒートスタンプ /岩雪崩 /シャドークロー
裏エース。
ホウオウで暴れまくった後にこいつで殴るのが強い。
壁やダイジェットでのS上昇、トリックルームと合わせてあげると非常に強い。
対オーガザシアンで天候を取るのが大事だと思ったこと、トリックルーム下で使うことが多いことから性格は勇敢にした。これが大正解で、予選3試合目のオーガザシアン相手に刺さって勝利することができた。
チョッキの耐久に慣れていたので変えれなかったが鉢巻でも強かったのかなとは思う。
トリトドン@食べ残し
特性:呼び水
性格:穏やか
実数値:218(252)-*-112(188)-112-122(68)-59
技構成:大地の力 /冷凍ビーム /欠伸 /守る
対カイオーガ専用ポケモン。
カイオーガ相手にしか選出しなかったが出した試合では大活躍してくれた。
構築が会場に貼られてから気付いたのだが性格がシングルの流用個体だったので本番では生意気になっていた。幸いこれで負けた試合はないが確認不足はしょうもない…
ポリゴン2@進化の輝石
特性:トレース
性格:図太い
実数値:191(244)-*-141(148)-125-130(116)-80
技構成:冷凍ビーム /イカサマ /トリックルーム /自己再生
万能枠。
試合後半でトリックルームを決めてグラードンと一緒に詰めていく。
このポケモンが強すぎてあらゆる構築相手に出していった。冷凍ビームで重いランドロス、イカサマで黒バドザシアンルナアーラを削れる。鬼火を入れたりすることで詰めがしやすく最高だった。本当に突破されない。神。
【選出例】
基本選出
+から2匹(基本はグラポリ)
困ったらこれ。ロンゲは自分が使うと上手く壁を貼れずに負けることが多かったので、相手に意識させるだけさせてホウオウドラパを通しに行く方が自分的には使い勝手がよかった。
対オーガザシアン 五分
+
初手壁貼り+グラ動かしorトドン引きを相手の選出を見て考える。ガエン+ザシアンorオーガのような選出で壁を貼らせない動きにもホウオウかトドンに引けばいいだけなので大丈夫。天候はグラードンを遅くしているので1ターン目は基本有利な展開になっているはず。
ゴリラかツルギだけなら何とかできる寄りなのだがモロバレルが無理。バレル入りにはホウオウドラパで初手から殴りに行ってた。
最終的にトドンかホウオウがダイマックスして勝つことが多い。
対黒バドレックス系 有利
+
基本的にはこの選出で、初手ダイマから攻めていって最後はトリックルームを決めながらグラードンで〆るのが理想。
カイオーガ入りには黒バドイエッサンから投げられることが多め。裏のカミツルギとカイオーガをケアしよう。
対グラザシ 有利
+
相手の初手がガエン@1ならガエンに波乗りジェット、グラリザならリザにジェット打ちながら鬼火。練習ではこれで大体勝てた。
対白バドレックス 五分
+(or)
白馬パルキアにはトリトドンを出していた。正直あんまり練習段階で上手く勝てなかったので当たったら運が悪いことにした。
白馬レシラムにはグラードンを出していた。基本的にホウオウグラードンを通せばいけるので白馬だけなんとかして処理すれば勝てるはず。これも五分くらい。
その他構築相手にはその場で壁が良いのか初手ダイマが良いのかを見極めて決めていく。
【成績】
PJCS本戦
予選スイスドロー
1戦目 vs白馬パルキア→〇
2戦目 vsオーガザシアン→✖
3戦目 vsオーガザシアン→〇
4戦目 vsオーガ黒バド→〇
5戦目 vsオーガグラードン→〇
6戦目 vs黒バドソルガレオ→〇
5-1で予選11位抜け WCS day1権利獲得
決勝トナメ
1回戦 vsディアダイナ→✖✖
裏の水ウーラオスとブラッキーがきつすぎて頭抱えてたら負けた。ホウオウドラパグラポリ2で出してたけどグラをトドンにしてればもうちょい戦えたかも?今もわからない。
ここで敗退してベスト32
ランクマ s30最終41位
【最後に】
最初は1ミリもわからなかったダブルバトルだったが取り組んでいくと面白さが理解できた。個人的に今のルールだったらシングルよりも間違いなくダブルの方が面白いし良環境だと思う。やってみて良かった!応援してくれた人達ありがとうございました!ポケモンやってた中での最高の思い出になりました!
シングル勢でダブルバトルに興味ある人、9世代で一緒に頑張りましょう。声かけてくれると嬉しいかも。
ダブル勢の方、まだ全くダブルバトルを理解できていない自分ですが仲良くしてもらえると嬉しいです。
WCSに行くかは正直わからないです。めちゃくちゃ行きたいけど行けない可能性がまあまああるのでなんとか行けたらいいなあ。
Twitter@ama_haste
フォローなどお気軽に。
【約半年のダブルバトルへの取り組み方】
普段シングルしかしておらずダブルバトルは2022年から本格的に始めた。毎月公式大会に参加するのが趣味なのだがINCが邪魔してきて趣味を奪われてしまったので「レート1800くらい目指してやってみるか」くらいの気持ちで始めた。
2月INC
何もわからなかったので友人のおつゆに教えてもらったを使用。
最高レートは179X
初心者にしては結構いけた方だと思ったので3月以降も取り組むことに決めた。
3月INC
2月の予選抜けした記事を読んでを使用。詳しいことは以下の記事の通り。
t.co
結果は予選抜け。
4月~PJCSまで
3月抜けたからしばらくダブルしなくていいや、とはならなかった。環境はどんどん変わっていくだろうしプレイングや知識が他のダブル勢と比べて大きく劣っていると自覚していたので実践練習と情報収集を6月の本番まで継続して取り組んだ。
具体的に
・毎日ランクマ、SDで最低15試合以上する。
・日本だけでなく海外の情報も高頻度でRT、いいねしているアカウントを探し出して鍵リストに入れて毎日覗きに行く。
正直これくらいのことはほぼ全員がやっているのだろうが自分にできる努力はこの2つしか思いつかなかった。ランクマとSDではいくらでも負けていいから自分に合う構築やポケモンを探すことに専念してあらゆる構築を使って練習した。
ポケモン以外の何にでも共通することだと思うが、やはり練習量と情報収集が最重要だと再認識。頭の中で考えるだけじゃなくて手を動かしながらやるのが大事。練習は負けていいので。