『レジェンドオブラウンド』という伝説・幻のポケモンしか使用できない公式大会で使用した構築記事です。
【構築経緯】
まずこの環境は基本的にサイクルが出来る環境ではなく、対面環境になると考えた。
そこで、このルールで最初に考えたのはレジエレキで壁を貼り、裏のザシアンやチョッキカイオーガを強く使うという相手の対面構築に強く出れる壁構築であった。考察段階では結構自信があったのだが、仲間大会で試運転をしたところ相手のステルスロックを撒いてくるグラードンが非常にキツくなかなか勝つことが出来なかった。
使われて強かったポケモンは自分も使ってみようということでグラードンから構築をスタートさせ、壁構築時代に使っていた強い要素を残し、相手のグラードンを許さない構成にすることを目標にした。
起点づくりグラードン
電磁波とステルスロックを覚えたグラードンから試合を展開させるのがシンプルに強力であると感じここからスタート。
チョッキカイオーガ
次にダイマックスさせて幅広い伝説と打ち合えるポケモンを考えた際にチョッキカイオーガであると考え採用。
HAザシアン
ミラーの同速勝負がしょうもない、マーシャドーはステルスロックで解決できるという考えからHAベース。
襷マーシャドー
対面性能や圧力を評価し襷枠として採用。
球ディアルガ
相手のグラードン展開を解決できる初手ダイマックス枠として採用。
スカーフレシラム(別ロムはスカーフホウオウ)
ここまでで重い日食ネクロズマ入りに一貫する打点を打ち込めて裏に居ることの多い黒バドレックスとザシアンにも弱くないポケモンを探したところスカーフレシラムかホウオウであると思い採用。
【個体紹介】
グラードン@広角レンズ
特性:日照り
性格:慎重
実数値:207(252)-176(44)-161(4)-*-134(92)-125(116)
技構成:断崖の剣 /岩石封じ /電磁波 /ステルスロック
☆HD:C実数値183の球ダイアーク確定耐え
☆S:麻痺した+1の最速99族抜き
最強の初手ポケモン。
イベルタルの球ダイアークやカイオーガの潮吹きも耐える(眼鏡は怪しい)ので初手出しが基本安定する。
電磁波が外れると試合が終了するので広角レンズを持たせた。
上位プレイヤー全員が起点作りグラードンが強いことを知っているので対策されすぎていた。所謂雑魚狩りポケモンで上位には正直そこまで出せなかった。
カイオーガ@突撃チョッキ
特性:あめふらし
性格:控えめ
実数値:201(204)-*-111(4)-211(172)-161(4)-126(124)
技構成:潮吹き /熱湯 /冷凍ビーム /雷
カイオーガ枠。
あまり火力を割くのは好きでは無かったがSが遅くて損している場面が多いように感じたのでこのような調整に。上からダイサンダーを打てたことで勝てた試合も結構あったためこれで良かった。
竜王戦環境からこのポケモンを使っているがやはりダイマックスできる伝説の中では頭抜けて性能がおかしい。強い。
ザシアン@くちたけん
特性:ふとうのけん
性格:意地っ張り
実数値:195(220)-244(252)-135-*-135-173(36)
技構成:巨獣斬 /インファイト /じゃれつく /電光石火
☆S:HAミラーで上取れたら嬉しい
ザシアン枠。
ステルスロック+巨獣斬+電光石火で殆どのポケモンに勝つことが出来る。
ステルスロックを撒くことでSに振る必要がないことに気づけたことが大きかった。
技構成について
ワイルドボルト、ソーラーブレードなども試したが上記の技範囲がこのルールでは1番便利な気がする。
普段のランクマッチと違ってヌオーやメタモンのようなポケモンがいないのでストレス無く使うことが出来た。
マーシャドー@気合いの襷
特性:テクニシャン
性格:陽気
実数値:165-177(252)-101(4)-*-110-194(252)
技構成:かげうち /シャドースチール /インファイト /岩石封じ
マーシャドー枠。
シャドースチールによる上昇能力奪取やテクニシャン補正のかかった影うち、岩石封じなど強い要素が沢山。
ディアルガ@命の球
特性:プレッシャー
性格:控えめ
実数値:175-*-141(4)-222(252)-120-142(252)
技構成:時の咆哮 /破壊光線 /吹雪 /大地の力
最強ポケモン。
特性はS関係がバレないようにテレパシーにすべきとも考えたがS判定することで型判別できることもある(特にグラードン、ランドロス)のでプレッシャーのまま。どっちが正解かはわからない。
小学生型技構成だがこれにはちゃんと理由がある。
・時の咆哮→タイプ一致最高火力
・破壊光線→ダイアタックによるSダウンで処理できるポケモンを増やしたり後続で処理しやすくする(特にイベルタル、ムゲンダイナに有効)
・吹雪→相手の初手グラードンを上からワンパンする(HD特化相手でも68.7%の乱1)
・大地の力→ダイアースでディアルガ、カイオーガとの撃ち合いに強くなる。
この技構成にすることでザシアン、カイオーガ、マーシャドー、グラードン、イベルタル、ディアルガ…とほぼ全てのポケモンに対面勝つことができた。
特に強かった動きは初手のイベルタル対面でダイアタック→ダイアイスでダイマックスされても簡単に処理できたこと(初手ディアルガにダイジェットからは入ってこない)。この動きで初手イベルタルの相手にイージーウィンが出来た。
非常に強力で刺さっていれば積極的に選出した。
レシラム@こだわりスカーフ
特性:ターボブレイズ
性格:臆病
実数値:175-*-121-202(252)-140-156(252)
技構成:青い炎 /流星群 /シャドーボール /オーバーヒート
よくわからない枠。
命中率がアレだが上からザシアン、ムゲンダイナ、黒バドレックス、日食ネクロズマなどを倒せるのが非常に魅力的。
オーバーヒートは青い炎を打ちたくないときに少し気休めになる。本当は大地の力とか入れた方が強い。
2回しか出してないが2回とも勝ちに貢献してくれた。
(別ロムで使用したホウオウも紹介)
ホウオウ@こだわりスカーフ
再生力 陽気AS252b4 聖なる炎/フレアドライブ/ブレイブバード/地震
1戦も出してない。こいつは絶対違う。
【選出】
(1)++or
初手グラードンで電磁波とステルスロックをバラまいて裏で殴って勝つ。
(2)++
(3)++
マーシャドー初手プラン。初手マーシャドーからの裏チョッキカイオーガダイマックスが強い。
日食ネクロズマ入りなどで出せそうな試合にレシラムを出す。
【結果】
TN れな 最終12位/1809 28-6
TN OTAHEN 最終爆死 (最高1807)
公式大会2ロム18は初めてなので結構嬉しい。
上位を狙おうと18から潜ったが運もプレイングも終わっていて勝てず。
18から2勝以上できる人間になりたい…
【special thanks】
おつゆ
構築や環境を一緒に考えてくれました。
ほぼ同じ構築を使用して最終レート1781(26-5)
【感想】
かなり気合を入れて取り組んだネット大会だった。それだけにもう少し勝ちたかった。
毎回思うのだが6体とも選出できる構築が作れない。今回のレシラムやホウオウの枠も結局最後まで何が正解かわからずぶっつけ本番で使用した。そういうところで実力はまだまだなのだろう。
【おまけ】
TNの由来
誕生日おめでとう